貧乏おじさんの話

パート従業員おじさんの雑記 人生大変なんです。

シュトーレンがやって来た

仕事か終わって家に帰ると、おっかさんがニヤニヤして来てるって。毎年恒例ですから、箱の形を見ると分かるんです。おじさんの知人がパン工場の専務と結婚して、毎年送ってくれるんです。

 

シュトーレンはですね~、ドイツのケーキでクリスマスに食べるんです。コッペパンぐらいの大きさで結構甘いですけど、日持ちしますので急いで食べちゃう必要がないから何日間も味わえるんです。

 

まあ、おっかさんは大好物で、一番最初に送られて来たとき二人でちょっこと食べたんです。残りは仕事が休みの日にゆっくり味わって食べようと思い冷蔵庫にしまったんです。4日後食べようと思い冷蔵庫を覗くとないんです。消えているんです。おっかさんに聞いてみると全部食べちゃったって。食べていいよとは言ったけど、まさか全部食べるとは。2000円のシュトーレンの200円分しか食べてないのにおっかさんは1800円分一人で食べちゃったんです。あまりのショックで、次の年から一人で食べちゃ駄目って釘を刺したんです。油断は禁物ですから、毎日、冷蔵庫の中をチェックしているんです。