貧乏おじさんの話

パート従業員おじさんの雑記 人生大変なんです。

おっかさん ヤバイです その5

おっかさんは気分が悪くなり再び処置室で横になり、おじさんは急いで家に帰って入院必需品を取りに行ったんです。何回も入院していますのでおおよそ分かるんですが、今回は面会できませんので慎重に選んだんです。急いで戻って15分ぐらいで入院の準備ができましたと呼ばれたんです。間に合ってほっとしたんです。

 

車椅子に乗ったおっかさんとおじさんと姉貴と看護師さんで、部屋のある階まで行き面会室で看護師さんといろいろと話して、おっかさんは入院する部屋へ運ばれたんです。最悪の瞬間なんです。

 

その後、心配で心配で夜も眠れないし食事も喉を通らないし生きた心地がしないんです。3日後おじさんは病院に電話をしておっかさんの状態を聞いたんですが、看護師さんは説明できないんです。取り敢えず先生との面談を待つようにと。もう悲しみと怒りしかないんです。次の日の午前中に電話があり、夕方先生との面談がありますの来て下さいと。それで姉貴と一緒に先生との面談をしたんです。

 

先生の説明は癌の転移が多く直腸に大きい癌があり、これが下痢の原因かもしれないと、腹水も溜まっていて腸を圧迫しているところがあって、詰まったら大変危険なので、ここに金属のパイプを入れた方がよいと。その前に内視鏡で見てみたいとのことなので、了承したんです。

 

面談が終わって、おっかさんに会わせてくれと言い、看護師さんが車椅子でおっかさんを連れて来てく出たんです。待ちに待った瞬間だったんですが、おっかんさんはぐったりして生気が無いんです。聞くと毎日毎日検査ばかりで疲れちゃったという事なんです。辛いんですけど、何とか励まして若干ですけど元気になったと思うんです。30分以上話していたんですが、おっかさんがトイレに行きたいと言うので、看護師さんを呼んで持って来た着替えを渡して別れたんです。帰り際、看護師さんにこのままでは歩けなくなってしまうので、無理のない程度で歩かせてくれと言って、病院を後にしたんです。

 

つづく