貧乏おじさんの話

パート従業員おじさんの雑記 人生大変なんです。

おっかさん ヤバイんです その4

腸のレントゲンを撮るため朝9時に近所の総合病院に行ったんです。直ぐに呼ばれて先生と話すと、行き成り入院しましょうと言うんです。それも一週間。レントゲンを撮って11時には家に戻るつもりだったので、またもや目の前真っ暗なんです。こういうのって何で前もって連絡してくれないんでしょう。入院の準備もしてないし、おっかさんに説明して了解しないとおっかんも家族も非常に困るんです。

 

何とかおじさんがおっかんに説明して了解したんですが、おっかんさんは相当落ち込んでしまったんです。取り敢えずレントゲンと思ったんですけど、またいろいろな検査をして、それからレントゲンになったんです。この時点でおっかさんはかなり疲れていて、何か間違った選択をしてしまった思いなんです。レントゲンを撮る前におしりから訳の分からない液体を入れ、それからレントゲンを撮るんですが、くねくねした腸を撮るため体をかなり動かすようで、おっかさんは脊髄圧迫骨折をして以来背中を伸ばせないんです。それで痛いよ痛いよと声が外まで聞こえるんです。それと腸に入れた液体が出そうになり、出ちゃう出ちゃうと叫んでいるんです。もうおじさん気が狂いそうなんです。

 

時間にして40分ぐらいと思うんですが、本当に長かった40分なんです。終わってからレントゲン室にあるトイレに30分ぐらい入っていて、何とかおっかさんは車いすで出て来たんですが、もうぐったりで、これだったら死んだ方がましだと言うんです。辛いんです。その後、処置室で休むんですけど、やっぱり腸に入れた液体が出るようでトイレに行ったりベットに横になったりと。その間おじさんは先生に呼ばれたり処置室に呼ばれたり入院の書類を書いたりとめちゃくちゃなんです。

 

おじさん一人では限界なので、姉貴に電話して来てもらう事にしたんです。するとおっかさんが点滴を引きずって外に出て来たんです。おっかんは認知症もありますので、入院するのって聞くんです。おじさんが頷くと、もっと一緒にいたようって言うんです。おじさん涙を堪えるので必死なんです。おっかさんは永遠の別れだと思ったんでしょう。

 

つづく