貧乏おじさんの話

パート従業員おじさんの雑記 人生大変なんです。

おっかさん ヤバイんです その2

別に放置していた訳ではないんです。アップする気力がなかったんです。突然目の前に暗闇が現れて、どうしたらいいのか分からなくなったんです。

 

連休前の土曜日、姉貴はおっかさんを連れて近所の総合病院に、おじさんは仕事に行ったんです。5時に家に帰るとおっかさんが食事中でさっき帰ったところと言うんです。精密検査の予約と思っていたんですが、朝の9時から夕方まで精密検査をしたんです。食事も取らずに可哀そうなんです。するとバックから封筒を取り出し見てみると、国立がんセンターへの紹介状。

 

姉貴に電話をすると、徹底的に検査を行い結果は癌で、総合病院では手に負えず国立がんセンターに行ってくれとのことなんです。それも出来るだけ早くと。それでがんセンターに連絡いれたんですが、連休明けの7日からしか受け入れられないという事で電話を切ったんです。

 

おっかさんの顔を見ると辛いんですが、7日に紹介状を持ってがんセンターに行くよと言ったんですが、行かないって言うんです。30年近く前におっかさんは乳がんで入院したことがあるんですが、抗がん剤などで辛い思い出があるんです。それと車で45分ぐらいかかるし、総合病院でしたら数回入院して看護師さん達も馴染みになっているんです。実家や親戚も近くで家からも車で3分で行けるので、がんセンターの選択ってないんです。

 

次の日の日曜日になってもおっかさんは何時も通りで、食事も少ないですがおじさんと同じものを食べていたんですが、月曜日になって、おじさんは仕事に行くために朝5時に起きて朝食を食べていると、おっかさんが起きて来てトイレに入って、暫くすると出て来たと思ったらまたトイレに入って、暫くすると出て来て、おじさんが大丈夫と声をかけるとお漏らししちゃったんです。とても可哀そうで見ていられないんです。最近、下痢が酷く何回もトイレに行くと言ってましたが、この日は尋常じゃないんです。そしてこの日からおっかさんの体力は急激に落ちていったんです。

 

おじさんは家にいても仕事をしていても外にいても、突然涙が込み上げて来て、それを堪える日々なんです。

 

つづく