貧乏おじさんの話

パート従業員おじさんの雑記 人生大変なんです。

おっかさん ヤバイんです その3

休み明けの7日にがんセンターに行ったんです。予約が無いと受け付けてもらえないんですが、紹介状を見せて直ぐに行けと言われて来たとゴネたんです。予約を取ったところで何時になるか分からないし、おっかさんをまた連れて来る訳にはいかないんです。夕方まで待てるなら見れるということなので、おっかさんをなだめて待つことにしたんです。3時になっても何時見てもらえるか分からないので、看護師さんにおっかさんは朝から何も食べずに待っていて、もう限界だよと言ったら、直ぐに呼ばれて先生の診断が始まったんです。

 

がんセンターの先生は直接検査は行っていませんので、診断書とCDに入っている画像のみで判断したんですが、下腹部がかなり癌化していて直腸、腎臓、肝臓にも癌が見られ手遅れ状態。今後は緩和ケアで痛みや苦痛を緩和していった方がよいと言われたんです。近所の総合病院に緩和ケアがありますので、紹介状をもらうことにしたんです。最後に余命を聞いたら、早くて一ヶ月ぐらいと。あまりのショックで頭は真っ白、全身震えが止まらないんです。横でじっと座っているおっかさんを見ると、本当に辛いんです。耳がほとんど聞こえないですから、診断内容が分かりませんが、おじさんの顔色を見たらかなり悪いのは理解できたと思うんです。診断後、持って来たお湯とビスケットを食べて紹介状ももらって帰って来たんです。おっかさんもおじさんんも心身疲れた1日だったんです。

 

これからは時間がありませんので、次の日に近所の総合病院に行ったんです。こちらはがんセンターと違い直ぐに先生とお話ができて、次回緩和ケアの先生との予約と入れて終わったんです。その後、コロナの影響でず~と閉まっていた美容院が開いたのでカットと髪を染めてもらいサッパリしたんです。暫く辛い思いをいていましたので、久しぶりにほっとした気分なんです。次の日に病院から連絡が来てカルテを見直して一度腸のレントゲンを撮りたいとのことで、予定変更なんです。

 

姉貴に週三日ほど来てもらい、その間だけおじさんは仕事に行ってるんですが、近いから昼休みに家に戻って様子をみるんです。4時半には家に帰り、シャワーを浴びおっかさんの食事を作っているんですが、大変って気持ちは全くなく、とても幸せな気分なんです。

 

つづく